『引っ越し大名!』を観てきました!

星野源さん
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星野源さん主演の映画『引っ越し大名!』を観てきました!

実は私…映画を観るのが2004年公開のくりぃむしちゅー主演の『パローレ』以来なので(そんな映画あったの?とか言わないでくださいね~。私、DVDまで持ってます(笑))15年ぶりの映画。

つまり、「好きな人が出ている時しか映画を観ない人」なのです。

そもそも映画というか、2時間ぶっ通しで画面を見続けるのが苦手なのですが、子供が産まれてからは余計疎遠に。

今回はたまたま幼稚園の帰りが遅い日だったので観られましたが、子供が学校なり幼稚園に行っている間に行こうとしても帰りの時間に間に合わないので、源さんが声優を務めた『夜は短し歩けよ乙女』も『未来のミライ』も後からTVで観た次第です…。

そんな映画音痴、更に時代劇も滅多に観ない歴史音痴な私がただ「源さんを巨大スクリーンで観たい」という理由で行ってきた『引っ越し大名!』。

ネタバレにならない程度に感想を書きたいと思います。

 

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源さんだからできた『片桐春之助』

源さん演じる『片桐春之助』。一言で言うと今まで源さんが演じてきた役を考えると違和感ない役。ちょっと気が弱くて、人付き合いが苦手で、でも人間味溢れる男性。

そのちょっとオドオドした感じがハマる、というのもありますが、権力や大きな態度で抑圧的に人を統率するのではなく、その人間味に周りが惚れて自然と人が寄ってくる…という部分が素の『星野源』に似ていて、やはりこの役は源さんにしかできなかったんじゃないかな、と思います。

人を大事にしながら、どんどん成長していく姿が本当に素敵でした!

 

人望と友情と愛情と

もちろん、春之助一人の力で引っ越しができた訳ではなく、周りの人達の手助けがあってこその引っ越し物語でした。

高橋一生さん演じる、幼馴染の鷹村。ちょっとやんちゃで春之助とは違うタイプですが、なんとか春之助を助けたいという熱い気持ちの持ち主で、二人の友情がとても良かったです。

濱田岳さん演じる、勘定頭として春之助を助ける中西。春之助と鷹村の中間あたりでうまくバランスを取ってくれる中和役で、なくてはならない存在でした。

高畑充希さん演じる、前引っ越し奉行の娘で、春之助が恋する於蘭。内助の功…というかむしろ先頭に立っていたような気がしますが、彼女なしでは春之助は頑張り通せなかったことでしょう。

もちろん邪魔が入ったりもしますが、全体的に優しい人が多かったですね。

 

私の注目ポイント

・歌うお引っ越し

源さん、一生さん、充希ちゃんの役は歌うシーンも出てきます。その瞬間だけなんとなくミュージカル調になります(笑)

特に、源さんの声がいつもよりたくましい感じがして素敵でした!

 

・高橋一生さんの殺陣がかっこいい!

刀と槍を巧みに使った、鮮やかな殺陣。それでいてとてもスマート。見惚れます。ちなみに敵ですが、和田聰宏さんもかっこ良かったですね。

 

・丘みどりさんが高畑充希ちゃんにうり二つ

「充希ちゃん、こぶし効いてるなぁ」と思ったら丘みどりさんでした!激似です!

 

・飯尾和樹さんの俳優姿

いつも面白さ前回のずん飯尾さん。もちろん、ちょっと面白風味を醸し出しているのですが、真面目で渋い演技に「器用な人だなぁ」と感じました。

 

・山里と春之助のシーン

私が好きなシーンは、小沢征悦さん演じる山里と春之助のシーン。細かい理由は書けませんが、ともすれば疎遠になったり恨まれたりしてもおかしくない状況なのに、長い年月にわたって厚い信用があって心が通じ合っていたんだなぁ…。と思うと胸が熱くなりました。

お二人の目の演技が素晴らしかったです。

 

・ピエール瀧さんのシーン

普通にピエール瀧さんが登場していてびっくりしました。でも役柄を観て納得。瀧さんへのメッセージも込められているのかなと感じました。

 

・マリンバ?と源さん

今回、源さんは劇中音楽には関わっていませんが、マリンバ?のような音色の曲が時々流れていたので、より一層源さんの人柄が表れるようで素敵でした。

 

子供はちょっと注意…?

こちらの映画、小学生の娘も一緒に観たがっていたものの、予定が合わないので娘は断念…。

しかし、直接的な表現はないですが、ちょっとお色気話があり、「今の話どういうこと?」と聞かれたら説明に困りそうなシーンがあったので、お子さんと一緒に観に行かれるご予定の方はその辺りがちょっとご注意です。

高学年くらいの子ならうまくスルーできるのかな…?

 

歴史や時代劇に詳しくなくても大丈夫?

最初に書きましたが、私は歴史や時代劇に疎い人間なので、話についていけるか不安でしたが、知識がなくても大丈夫でした!

ちょっと難しい話に関しては、立川志らくさんがナレーションで教えてくれます。志らくさんの声も雰囲気にピッタリで素敵でしたね。

時代劇というより、コメディ映画!?という感じでしょうか。でも、最後は人と人の繋がりの大切さを感じられて…。映画館は爆笑に包まれたり、涙している人もいたり、いろんな感情を味わうことができました。

 

 

 

まだ公開中の為漠然とした感想になりましたが…。

源さんファンの方だけでなく、優しい気持ちになりたい方にぜひ観て欲しい映画でした!

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