母、子供に水泳を教えるの巻

こども
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夏といえばプールや海ですが。

パパさん、ママさん、そしてお子さんは泳げますか?

私は泳げるのですが、我が家の娘達は二人とも泳げません。

 

下の子は幼稚園でお遊び程度にプールをやっているだけですし、運動で他の子に対して遅れを取っているようなことはないので、あまり気にしていなかったのですが、上の子はそもそも運動神経があまりよろしくないせいか、小学校に入っても一向に上達する気配がないまま中学年に。

周りの子が結構泳げるようになってきたのと、何より本人が泳げないことを何とも思っていないことに焦りました。

噂によると、中学生になっても泳げないと成績に響くとかなんとか…

もちろん、泳げないことは悪いことではないんですよ。どうしても苦手な方もいるでしょうし。ただ、やはり練習してどうにかなるなら泳げた方が良いのではないかと。

 

しかし上の子は

今更短期レッスンなんて行きたくない!

と言うので、仕方なく夏休み、私が付き添って教えることにしました。

 

 

というわけで、私がどうやって教えて、どのくらい泳げるようになったのかを書いていきますので、同じように「自分で子供に水泳を教えたい!」とお考えの方のご参考になれば幸いです。

 

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今の小学生は泳ぐ機会がない

娘達はスイミングも習わせていないし、庭のプールもほぼやったことがないし、夏場にプールに連れて行ったこともありませんでした。

なので、そもそも家で水慣れさせていなかった私が悪いのですが…。水に対する恐怖心があったようで、幼稚園や学校でもなかなか思い切った動きができなかったようです。

 

とはいえ、どこかで

小学生になったら授業でプールがあるし、そのうち泳げるようになるんじゃない?

と思っていたのに、一向に成長せず…。

 

それもそのはず、私達が子供の頃は毎日のようにプールの授業がありましたが、今は授業時間が足りないせいなのか、我が子の小学校のプールの授業は週1回。そして夏休みのプールは7月中何回かで終わり。監視員配置するのも大変だからでしょうか。しかも大勢で一斉に入るので、そこまで丁寧に教えてはくれないようです。

そんな状況ではうまくなりようがないですよね…。もっと早く教えてあげれば良かったです。

 

母はどれくらい泳げるのか

私自身は小学校3年生から週2回スイミングに通っていました。おかげで6年生の終わりにはバタフライまでマスターし、選手育成コースに入るかどうか…のところで辞めてしまったのですが。

そんな私も実は小1の時は潜ることができず、小3になっても「けのび」程度しかできなかったので、自分で「泳げるようになりたい」と思い、親に頼み込んで習わせてもらったという経緯で始めているので、娘と同じくらいの年齢の頃は同じように全く泳げませんでした。

逆に言えば、スクールのおかげとはいえ、努力次第で小3で泳げなくても練習次第で希望が見出せるということですね。

スイミングを辞めてからは、スポーツジムでちょこちょこ泳いでいた程度で、コーチなどの経験は全くないので、教え方はかなり自己流です。

 

特訓におすすめのプールの選び方

我が家の場合、車で行ける範囲にいくつかプールがあり、最初のうちは一番近いプールに行っていたのですが、そこはあまり条件が良くなく…いくつか行ってみて、別なプールをホームに選びました。

私の重視した条件とは

ビート板、ヘルパー、アームヘルパーが借りられる→浮く練習のため

子供用プールあり→できれば水深0.6m程度。0.4mだと小学生には浅すぎました。

・25mプールに小学生が入れるフリーコースを設置している→学校のプールに近い状態で練習するため

・夏だけど温水プール→熱中症予防

です。

 

この辺の情報をホームページで詳しく載せているプールってあまりないんですけどね。口コミサイトとかTwitterで探して載っていれば良いのですが、なければ問い合わせるか実際行ってみるかしかなさそうです。

 

まずは呼吸の練習

泳げない子にとって、水中って恐怖空間なんですよね。鼻に水が入ったり、水を飲んだりした経験があると余計に。娘を見ていたら潜る時に必死で息を止めていました。

これでは後々息継ぎがうまくできないので、まずは★水の中で顔をつけて息をブクブクと吐き、顔を上げて息を吸っての繰り返し練習をしました。

いきなり潜ってやらせると怖がると思ったので、足の着く子供プールで、顔だけの状態から。徐々に潜ってできるようにしていきました。

 

浮く練習

我が子のスタートラインは「どうにか浮くことができる」という状態でしたが、実際見てみると、浮いてるのか沈んでいるのか微妙な状況。

 

最初に行ったプールはビート板しか貸してもらえなかったので、そこでは★ビート板を抱っこして浮く練習をしました。どうしても力が入って足が沈んでしまうので、お尻の方を浮かせる感覚を掴んで欲しかったのです。

あまりお尻を出しすぎても姿勢が崩れてしまうのですが、最初は大げさに「クレヨンしんちゃんがお尻出してるイメージで!」とアドバイス(笑)しんちゃんのユルさを思い出したら脱力できそうですしね。

 

あとは、あごを引き気味で…ということを伝えました。子供って極端なので二重あごになるくらい引くんですけどね(笑)気道閉まっちゃうんじゃないかくらいの。で、苦しくなって間違いに気付くという…。

 

その後に行ったプールではヘルパーが借りられたので、★ビート板+ヘルパーで顔を出して浮く練習から、★顔をつけて浮く練習へ移行。そこから、先程の★水中で息を吐き、顔を出しての繰り返しで息継ぎしながら浮く練習をしました。

ちなみに、ビート板でも良いのですが、もしアームヘルパーも借りられるようであれば、顔付けパターンはそちらで練習するのも良いと思います。我が子が言うには、ビート板より腕に力が入りづらいとのことだったので…。

 

「力を抜いて」と言葉で言うのは簡単なんですが、怖がっている子供にとっては難しいようで…。

「一人で頑張れ!」と言いたいところですが、そこは親がマンツーマンで指導しているメリットを活かし、最初は綺麗な姿勢で浮けるように肩と太ももを支えてサポートしてあげました。

「何かあってもお母さんが助けてくれる!」という安心感で徐々に力が抜けてきたようなので、効果があったかな?と思います。

 

バタ足を練習する

ちょっと進め方が早すぎるかな、と思いながらも、夏休みくらいしか連続して教えてあげられないし…。と半ば無理矢理バタ足へ。

まずは★プールサイドに浅く腰かけてバタ足の練習。どうしても力が入ってヒザが曲がり、かかとも曲がって直角になりがちなので、足が一直線になるように指導。私が手本を見せ、イメージトレーニングもしました。

「ペンギンは歩くときは人間と同じように足が曲がっているけど、泳ぐ時はピンと伸びてるでしょ?」と言ったら、一応イメージはできたようですが…

一応こんなイメージ。

その後、★ビート板+ヘルパーで顔を上げてバタ足の練習。次に★顔をつけてバタ足練習をしました。

 

バタ足ができるようになると「泳げた!」と感じるようで、だいぶ自信がついてきました。

正直、まだまだ足が曲がっているし、沈んでいるし、もっと練習が必要な状態ですが…。やる気のなかった我が子も面白くなってきたようで、「もう1回挑戦する!」と自分から進んで練習に励むようになりました。

一番大事なのはこの気持ちですよね。親がいくら「やれ」と言っても、自分が楽しくないと上達しないんだなと思いました。

 

息継ぎの練習

次は息継ぎの練習。これがうまくいけば「水の中は苦しい」というイメージが払拭できるかな、ということで。

 

最初にやった、★水中での呼吸の練習をテンポよくやる練習をしました。私がスイミングを習っていた頃はプールの中に台を入れて、水中でジャンプしながら呼吸の練習をしていたのですが、個人で教えているのでこの台は使えないし、25mプールでは深すぎるし、子供プールは浅すぎるので、この方法は使えず。なので、子供プールでの顔付け練習です。下手に最初から深いプールでやると混乱しちゃうので。

これに慣れてきたら、浮き具という浮き具を全部装着して、★浮いた状態でテンポよく息継ぎ。それがうまくいったら、★バタ足を加えて息継ぎ。慣れたら★ビート板やヘルパーを取って息継ぎ

いろんな要素が加わると混乱するようで、息継ぎを忘れたりバタ足を忘れたりし始めます。

そんな時はまた振り出しに戻って1つずつ付け加えていくようにしました。

 

最初のうちは、浮き具を取って泳ぐとうまく息継ぎができなくて、鼻に水が入ったり、水を飲んだりしてくじけそうになっていましたが、徐々に「水の中でも息ができるって安心!」という意識に変わったようです。

 

クロールの練習

正直、練習を始めるまでは、どんな形であれ泳げさえすれば「泳げるようになった!」と宣言できるし、無理させても一気には覚えられないから、バタ足さえできればよしとしよう、と思っていました。

ですが、顔を前に上げて息継ぎする方法を自分でやってみると、確かに足が沈みやすくなるし、なんだかやりにくい。

「…思い切ってクロール教えて、前じゃなくて横で息継ぎした方が楽なのでは?」と思い始め、思い切ってクロールを教えてみることにしました。

まずは★地上で腕だけ練習。入水の角度とか、お腹の辺りで水を押すように…とか、私がスイミングを習っていた頃はいろいろ細かいことを言われましたが、今の娘の状態でこれ以上知識を詰め込むと、頭と体がついていかないだろう…と思い、「とりあえず腕回しておいて」とざっくりすぎるアドバイス。この辺はまた慣れた頃にじっくり教えられると良いのですが。

次に★足を下に着けたまま、顔をつけて、腕をかく練習。慣れたら、その姿勢のまま★息継ぎの練習。腕を掻くごとに右も左も息継ぎしようとするので、どちらか得意な方だけ顔を上げるルールにしました。娘の場合は右の方が得意なようなので、右のみ。

これに慣れてきたら、★ビート板とヘルパーを着けて、浮きながら腕と息継ぎの練習。そして★バタ足を付けて練習

 

正直「詰め込みすぎたなぁ」と思ったのですが、私も自分で泳いで見せていたし、うまく泳げる子の姿をみていたおかげなのか「クロールとはこういうものだ」というイメージがあって、わりとすんなり飲み込めたようです。

ちょうど横で小学生の短期講習をやっていたので、練習をチラ見していたおかげでもあるのですが(笑)

 

スイミングスクールでは「息継ぎの時あまり顔を上げるな」と言われたのですが、今の時点ではちゃんと息が吸えないとパニックになってしまうので、まずは息が吸えることを大前提にしました。顔の角度は二の次。軸がブレたり顔が上がりすぎるのはご愛敬ということで。このあたりも慣れたら改善していく予定です。

 

浮くのもままならなかった娘の成果

1日の練習時間約1時間。これを6日間やりました。

最初は浮くのも怪しかった娘ですが、一応ヘルパーやなどの補助具なしでもクロール(もどき?(笑))で5mくらい泳げるようになりました。

欲を言えばもっと泳げるようになったらいいなとは思いますが、プール嫌いだったのに結構頑張ったと思います。

 

私はプロではないので、コーチなどから見たら「もっとこうした方がいいのに~」という点もあるかと思いますが…。

でも親子だからこそ、怖い水の中でも安心して練習できたのかな?と思っています。

安心→できるようになる→楽しくなる→さらにできるようになる といういい流れになりました。

楽しく泳ぎの練習ができて良かった!!

 

スイミングスクールに行くのを嫌がらないお子さんだったら、もちろん先生にお任せするのも良いと思いますが、お盆休みなどでパパやママが少しお手伝いしてあげるのもいいのかな?と思います。

 

我が家も夏休みの残りの期間で、もっと練習できたらいいなぁと思っています。

ちなみにあまり構ってあげられなかった下の子。(もちろん、ちゃんと目を配っていましたよ!)上の子の練習に付き添ってあまり楽しくなさそうだったので、滑り台があるプールに行ったら大喜び!ウォータースライダーはまだ滑れないけれど、小さい滑り台なら怖くないし、これをきっかけにプール好きになってくれました。

上の子も息抜きに滑っていたし、もし滑り台付きのプールが近くにあればおすすめですよ♪

 

長文を読んでいただきありがとうございました!

読んでくださった方が、プールの練習を楽しめますように♪

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