これを書いている今、新型コロナウイルスの影響で小学校が休校になっております。
小学生の上の子の同級生は学童に入っていない子が多く、ワーママさん達は「子供を留守番させて仕事に行くしかないかな…」と不安がっている人や「仕事休みになっちゃって収入がない…」と嘆いている人、さまざまです。
そんな中、元々在宅ワーカーだった私は通常営業です。
もしかすると、今後経済や流通が停滞していったら収入が多少減少するかもしれませんが、取引先様もネットの世界で完結するお仕事の方も多いので、今のところは収入が大幅に減りそうな感じではありません。
子供たちのご飯を作ったり、うるささを我慢して仕事したりするデメリットはありますが、さほどのダメージではないですね。
今ほど

在宅ワーカーで良かった…
と思ったことはありません。
ちなみに詳細は書けないのですが、今やっている仕事は、ネットショップのお手伝いだとか、データ入力だとか、簡単なライターのような仕事とかいろいろです。
これを機に収入が減ったりして急遽在宅ワークを始めようかなと思っている方もいらっしゃるかもしれませんが、慌てて登録して、高収入を謳う怪しい案件に引っ掛かったりすると危険なので、よく見極めてお仕事を引き受けてくださいね!!(実際に最近怪しいスカウトが多いので…)
という訳で、これまで私がいくつか在宅ワークの案件に応募し、実際に仕事をしている中での経験をお話ししたいと思います。
ちなみに、過去の在宅ワーク記事はこちら。


メリットはもちろん、デメリットも書いていますので、お読みいただければ幸いです。
私のように一から在宅ワークを始める場合、企業との繋がりを作るのに一番早い方法がクラウドソーシングサービス(在宅ワークを紹介するサイト)に登録することかと思います。
在宅ワークを紹介するサイトはいろいろありますが、今回は私が利用している「クラウドワークス」を例に挙げて、仕事の探し方と自己PRの方法を書いていきます。
…とはいえ、私も「これで絶対大丈夫です!!」と胸を張って言える状態ではないので(苦笑)参考程度にお読み頂ければと思います。
「顔」となるプロフィールを整える
クラウドワークスに登録して、最初にやることはプロフィールを書くこと。

自分の詳細な情報をあまり人に見られたくないな~
という方は無理に事細かに書く必要はないかと思いますが、プロフィールを充実させておくと自分で応募した案件でもクライアント(取引先)さんが採用する場合の判断材料にしてくださいますし、「プロフィールを読んでスカウトしました」と表に出していない条件の良い案件を送ってくださるクライアントさんもいらっしゃるので、なるべく細かく書くことをおすすめします。
考え方は企業の採用と同じですね。初対面の相手なので、プロフィールしかパートナーとして適しているのか判断する材料がない訳なので。
条件の良い案件になると、1つの仕事に何百人応募があったりします。そこで仕事を勝ち取るためには、やはり人よりアピールが必要なんですよね。
ちなみに、多数応募の中から採用していただいたり、スカウトしていただいたりした中で、どこを見られていたのか?というのをわかる範囲で書くと…
・過去の経歴
私は企業での事務経験が10年あったので、その職歴を書きました。それで「基本的なパソコン操作や社会人としてのスキルは持っている」と判断されたようです。
私の場合クライアント様やお客様と直接対面することはほぼありませんが、文章でのやり取りをする上での言葉遣いや、納期を守るとか報告・連絡・相談をするとか、企業で働くのと同様の「社会人スキル」はやはり必須なので、そこは大きなアピールポイントになると思います。
・パソコンのスキル
私はExcelとWordの資格を持っていたので、それを採用の材料にしてくださるクライアント様もいらっしゃいました。
それと、このブログの元となっている「ワードプレス」が使えるという事で、ライターのお仕事のスカウトもよく頂きます。
あとは、実務レベルではないので実際の作業は辞退していますが、簿記やファイナンシャルプランナーの資格もあるので、それを書いたところ、その資格を必要とした作業のスカウトが来たことも何度かあります。
私は全くダメなのですが、パソコンの次に強いのは英語かなと思います。輸出入業務をされているクライアント様も結構多いので…。
あとは、デザイン系が出来ればかなり強いんでしょうね。私はこれから勉強したところで全くセンスがないのでダメだと思いますが…。
・稼働可能時間
「どれくらい仕事に時間をかけられるのか」ということですね。採用されたいからと多めに書いてしまうと自分が苦しくなってしまうので、余裕を持って書いた方が良いと思います。
実際「1件30秒で入力できます」と書いてあった仕事をしたら、実は1件1分かかったという仕事も結構あるので。
その仕事に慣れている人がやるのと、そうではない人がやるのと違ったりしますからね。
・クライアント様からの評価
これは自分ではどうすることもできないのですが、受注した仕事が完了すると、クライアント様から5段階での仕事の評価やコメントが頂けます。(「丁寧に仕事をしてくれました!」とか「早めに仕上げてくれました!」とか)
こんな至らない私でさえ良い評価を付けて頂けるので多少の忖度もあるのでしょうが(笑)
高評価が増えていくと「この人なら仕事を任せても大丈夫かな」という判断になるようなので、地道にこの評価を積み重ねていくことも大事ですね。
個人的にはこのあたりが「見られているポイント」かな、と思うので、プロフィールを作成するときはそこでアピールしまくってくださいね!
まずは単発の「タスク」をやってみる
「在宅ワークってどんなもの?」という手探り状態の方は、まずは単発のお仕事から始めるのが良いと思います。
クラウドワークスで言うと「タスク」という形式の仕事ですね。契約を交わして双方の同意を得てから始める「プロジェクト」と違って、枠が空いていれば誰でもできるお仕事です。
内容としてはアンケートや記事作成あたりが多いかもしれませんね。
単価は安いですが、流れを掴んだり、自分の得意分野を探したり、案件の傾向を探るためにもまずはタスクからがおすすめです。
お仕事終わりで作業されたり、赤ちゃんがいて固定の時間が取れない方にもタスクは作業しやすいかと思います。
ちなみに、このタスクで作業したご縁でスカウトされて長期のお仕事を頂いたこともあるので、タスクも侮れませんよ。
慣れてきたら「プロジェクト」へ
上記の「タスク」の作業で慣れてきたら、次は「プロジェクト」のお仕事へ移行。
こちらは誰でもできる訳ではなく、応募をして採用されればお仕事ができる仕組みです。
「時間単価制」のプロジェクトの方が高収入に繋がりやすいので良さそうなのですが、案件がなかなかないので「固定報酬制」も含め検索した方が良いかと思います。
私がやっているお仕事はすべて「固定報酬制」ですが、恩恵を受けておいてこういう事を言うのもなんですが、正直、

これ時給換算したらすごい安いわ…
というお仕事の方が多いです。でもいろいろ理由があって在宅ワークをチョイスしているからある程度は仕方ないのかなと。
ただ、どう考えても割に合わなすぎる案件とかもあるので、そこは何件かやってみて徐々に相場を理解していって、取捨選択していく感じですかね。
はっきり言って、私のように普通の事務作業くらいのスキルで外でパートするくらいの時給を得ようとするのは難しいと思います。
タスクの部分でも書きましたが、プロジェクトには1件に何百件という応募が集まる場合もあります。
ある程度集まってから採用を決めるクライアントさんもいらっしゃいますが、それでも早い者勝ち感はあるので、出来る限りこまめに新規案件をチェックしておいた方が良いと思います。
「どういうお仕事がいいのか」というのは、一概には言えないし、やってみないとわからないのですが、個人的に募集概要のここをチェックすべきというポイントがあるので、それを紹介します。
・対価が明記されている
募集要項におおよその金額は記載されていますが、「1件作業したらいくら」という対価が不明でぼんやりしている説明文も多いので、そこがはっきりしている作業のみ応募するようにしています。
というのも「頑張り次第で報酬UPもあり!」みたいな曖昧な案件に応募した結果

これじゃ、それなりの金額もらうのに何年かかるのよ…
という状況になったことがあるからです。
収入を得るためにやっていることですからね。その辺りははっきりさせておきたいところです。
・長期なのか短期なのか
長期にわたっての仕事なのか、その作業が終わった時点で終了なのかがはっきりしていないと、後々の予定が立てられないので、そこもチェックしています。
意外とそこを明記している案件が少ないのですが、経験上ECサイト関連だと長期が多く、データ作成だと、その作業が終わったら契約終了、というケースが多いかもしれません。ライティングは半々でしょうか。
どちらにしても、明記されていない場合は問い合わせをしてみた方が良いかもしれませんね。
・マニュアルがある
これは結構大事ですね。欲を言えば、文章のマニュアル>動画のマニュアルの順で重視しています。なので、通話のみでのフォローの案件はあまりチョイスしていません。
口頭での指示だと「言った言わない」になってしまいますし、動画だと「何分何秒に大事な話をしてたっけ…?」と見返すのが大変なので、文章のマニュアルがあるといつでも見返せますし、大事なポイントがわかりやすいので、個人的には文章マニュアルのある案件が一番作業しやすいですね。
・試用期間がある
実際に仕事をしてみないとわからない事って多々あるので、試用期間やトライアルがあった方がクライアント様、ワーカー、お互いのために良いと思っています。
「まずは記事1本納品してから話を進めましょう」とか「とりあえず10件やってから良ければ契約しましょう」という感じのお仕事だと応募しやすいのではないかと思います。
・連絡手段にLINEを使わない
これは個人的な価値観での話なのですが、契約を結んだ後はクラウドワークス上での連絡でも、他のツールを使って連絡しても良いのですが、それにLINEを使うお仕事は避けています。
自分の中でLINEは友達や親戚と繋がるツールなので、万が一トラブルなどがあった時に簡単にアカウントを変えられないからという理由です。
仕事用のLINEが作れれば良いのですが、LINEってサブアカウント作りづらいんですよね。
私がお付き合いしているクライアント様は「Chatwork」というメッセージツールを使っている方がほとんどです。
Chatworkは完全仕事用として使っているので、私も安心して使えています。
ちなみに、採用時のWeb面談の時に「Whereby」というツールを使っているクライアント様もいらっしゃいました。(私が使ったときは「appear.in」という名前でしたが)
本当に失礼な話ですが、外で働くより仕事相手の事がわかりにくい世界なので、連絡先を教えることに関してはちょっと慎重になった方が良いかなと思っています。
スカウトが来るかも?
先程から何度か書いていますが、自分で応募する以外に「スカウト」という切り口からお仕事を始めることもあります。
プロフィールを見て声を掛けてくださったり、タスクや短期のプロジェクトをきっかけにお仕事をくださったり…。

真面目に仕事していると良いことあるんだな~
と思います。
もちろん、謎の怪しいスカウトもたくさん来るので見極めが必要ですが、表に出ているお仕事より好条件のものもあるので、オファーメールが来たらぜひご一読を。
注意した方が良い案件
こちらも先程から書いていますが、中には怪しい案件も存在します。
クラウドワークスの方でもちゃんと監視しているようですが、その目をくぐり抜けているアカウントも見受けられます。
なので、自衛が必要なんですよね。
私が実際に遭遇したのは、応募した後に「今回は採用は見送らせて頂きますが、弊社の運営する別会社に登録すれば高収入が得られます」と別サイトに誘導する案件。
あとは、WEBサービスの会員登録を促す案件とか、高すぎる報酬の案件とか。
クラウドワークスのサイト内に「仕事依頼ガイドライン」というページがあります。そこを読むと
「これは受けちゃいけない仕事だ」というのがわかるので、ここのページは必読です。
まとめ
「稼ぎたい!」と思うとついつい美味しそうな案件に食いつきそうになってしまいますが、しっかりしたクライアント様と信頼関係を築くことが一番大事なことかなと思います。
なので、焦らずにじっくり探してくださいね。
私の個人的なものさしで書いたので、必ずしも正解ではないのですが、経験者の意見として参考にして頂けたら嬉しいです。